頑固な水垢ウロコが付着したお風呂の鏡

お風呂の鏡に付着した白いウロコ状の水垢って、普通のお風呂洗剤で掃除しても、ビクともしませんよね。

浴室なので家族くらいしか見ない場所とはいえ、鏡が真っ白だと見た目が悪いですし、何より鏡としての機能を果たせなくなります。

そこで今回は、ちょっぴり科学的にウロコ汚れを掃除する方法を紹介します。













そもそも鏡の水垢ウロコ汚れの成分は?

敵を倒すには相手を知ることからと言う事で、お風呂の鏡の頑固な水垢ウロコ汚れの正体から勉強していきましょう。

まずお風呂(浴室)の汚れは大きく分けて、皮脂汚れ、石鹸カス(ローションなども)、カビ、そして水垢です。

この中で鏡に付着して白いウロコの原因となるのは水垢となります。

この水垢汚れは、水道水に含まれるミネラル(カルシウムやマグネシウムなど)が結晶化したもので、ウロコ汚れの主成分は石灰(炭酸カルシウム)と言うわけです。

水の硬度(軟水や硬水)という言葉を聞いたことがあると思いますが、簡単に言えばミネラル(石灰成分)が多いか少ないかという事ですね。



鏡の水垢ウロコを溶かして落とす

お風呂の鏡に付着した白いウロコ状の水垢は、石灰鱗とも呼ばれます。

この石灰鱗は、浴室や洗面の水栓などステンレス部分にもよく見られますよね。

また、電気ケトルや加湿器などに発生する白くて硬い物質も、同じ石灰成分となります。

そのような電気ケトルや加湿器などのメンテナンスに、よくクエン酸(レモンや酢なども)が使われますが、あれはクエン酸と炭酸カルシウムを化学反応させて溶かしてしまおうという事です。

ただし、クエン酸と炭酸カルシウムの反応は少し弱いので、頑固にこびり付いた水垢を落とすのは、相当な根気と時間が必要になると思います。

サンポールは塩酸の濃度9.5%

サンポールとダイヤモンドパッドとゴム手袋

昔ながらのトイレ掃除用洗剤のサンポールをご存じない人は少ないと思います。

そのサンポールの主成分は濃度9.5%の塩酸で、家庭用洗剤の中ではとても強い酸性レベルとなっています。

そして塩酸は、石灰成分の炭酸カルシウムとよく反応しますので、鏡の水垢落としとしても使うことが出来ます。

ちなみに塩酸と炭酸カルシウムが反応すると、二酸化炭素と水と塩化カルシウムに分解されます。

そして塩化カルシウムは水によく溶けるので、サンポールで水垢が溶けてなくなるように見えると言うわけです。

この塩化カルシウムは、身近なところだと雪が降った時の融雪剤として道路脇に置いてありますね。

ダイヤモンドパッドで支援する

水垢が頑固すぎてウロコが取れない場合は、ダイヤモンドパッドで物理的に除去していく方法もあります。

耐水ペーパーやアルミホイルなどを使う裏技もあるようですが、鏡を傷つけますので使わない方が良いです。

お風呂の鏡用のダイヤモンドパッドは、小さなものなら100均(ダイソーなど)でも取り扱いがありますので、ぜひ探してみて下さい。

※画像のダイヤモンドパッドはプロ用の大きなタイプです。

お風呂の鏡の水垢ウロコの掃除工程

サンポールを水垢の付いた鏡に塗った様子

まずは、サンポールに含まれる塩酸は金属をサビさせてしまうのと、サンポールに独特な香りがあるので、使用する前に周辺のモノを片付けておきましょう。

もしもサンポールが今回作業する鏡以外に付いたら、放置しないでシャワーなどで流してください。

それでは、サンポールを鏡に塗っていきますが、直接ボトルからかけると垂れてしまうので、スポンジやハケで丁寧に塗っていきましょう。

鏡から垂れてしまう場合は、キッチンペーパーやラップなどで湿布しても良いです。

5分から10分程度放置したら、スポンジなどで擦って水で流してみましょう。

ダイソーの水切りワイパースクイージー

100均でも売られている水切りワイパー(スクイージー)で水を切ると早いです。

私は浴室のシャワーフックにいつも1本置いています。

水を切った後に白いウロコが残っている場合は、もう一度サンポール湿布を繰り返して、石灰鱗を柔らかくしていきます。

サンポールだけでは難しそうな場合は、ダイヤモンドパッドで優しく擦ってみ水垢を削り落としていきます。

ダイヤモンドパッドは、力を入れすぎると鏡を傷つけますので、初めは優しく丁寧に磨いてください。

一ヶ所に力を入れて集中的に磨くと、磨き傷が目立つので注意です。

再び水で流して水垢の落ち具合を確認して、作業を繰り返していきます。

サンポールを塗るときは、水と混ぜると効果も薄まるので、よく水を切った状態で塗りましょう。

また、ダイヤモンドパッドの効果が薄いと感じた場合は、サンポールを流さずにダイヤモンドパッドで磨いてみましょう。

お風呂の鏡の頑固な水垢がここまで落ちた

サンポールとダイヤモンドパッドで磨いた鏡の様子

サンポールとダイヤモンドパッドを使って、水垢ウロコをかなり除去出来ました。

しかし画像を見よく見ると分かりますが、傷だらけの鏡です。

実はこの傷は、この物件に入居前に大家さんが耐水ペーパーで磨いてできた傷なのです。

このように鏡に付いた深い傷を修復するのは難しいのですが、ダイヤモンドパッドで雑に磨いてもここまでの傷は出来ませんので心配いりません。

もしも擦り傷が出来てしまった場合は、酸化セリウムで磨けば薄い傷なら消えてしまいます。

酸化セリウムは、自動車用のフロントガラスの油膜を除去する「キイロビン」という製品にも含まれていますので、もしも傷が気になる場合は試してみて下さい。

キイロビンが効かないような傷だらけの鏡の場合は、ネットで酸化セリウムの粉末が売られていますので、そちらもオススメです。

シリコンスプレーで誤魔化した

シリコンスプレーのイメージ

今回の私は、傷だらけの鏡を酸化セリウムで磨く気力がありませんでしたので、まことに不本意ではありましたがシリコンスプレーで誤魔化すという裏技を致しました。

えっ?シリコンスプレーで?と驚かれる人もいるかもしれませんが、磨いた後のパサパサになった鏡にシリコンスプレーを塗り込めば、光沢と透明度がかなり復活します。

またパサパサだった手触りが、まるで新品のようなツルツルの手触りになります。

画像はかなり年季の入ったシリコンスプレーですが、シリコンスプレーなら何でも大丈夫です。

ネットで買うと送料が発生するので、案外ホームセンターのほうが安かったりもしますので探してみて下さい。

引き戸やドアのヒンジなどなど、「滑り、艶出し、錆止め」色々な所で役に立つので、一家に一本シリコンスプレーですよ。

ちなみに次の画像がシリコンスプレーをした鏡になります。

鏡を磨き終わったらコーティングを

シリコンスプレーをした浴室の鏡の画像

お風呂の鏡は、入浴中は曇ってしまいますよね。

シリコンは撥水して曇り止め効果はありませんので、傷が無ければシリコンなんか塗らずに浴室鏡用の曇り止めを塗ってみましょう。

親水効果によって曇りにくくなりますし、水が留まらずに流れるので水垢ウロコ汚れが付着しにくくなります。

様々な商品が市販されていますので、予算や口コミなどを参考に選んで下さい。

シリコンスプレーをした私は、おそらく曇り止めの成分を弾いてしまうので、今回は100均でも売られている、曇り止めフィルムを施工してみようと思っています。

また面白い効果などがあったら記事にしますね。