綺麗な水の水槽で気持ちよく泳ぐ「らんちゅう」の様子

金魚を飼うと言うことは、定期的な水換えが必要になると言うことです。

はじめて金魚を飼う人なら、水換えと一緒にレイアウトを変えたりもできるので、楽しい作業と感じることも多いようですが、何年も定期的に水換えを行っていると、どうしても面倒になってくるものです。

ですから水換えのような日常メンテナンスは、なるべく簡単で継続が苦にならない方法が好ましいと思います。

かく言う私も、実は水換えが面倒になって色々な方法を試した者の一人でありまして、ここではそれらを紹介したいと思います。













金魚の健康が維持できるペースで水換えを

金魚の水換え頻度は飼育環境や季節によっても異なります。

例えば金魚の数に対する水の量やフィルターの性能、そして夏場は冬場よりも水が傷みやすいなどがあります。

まず金魚の飼育に必要な水の量は、1匹あたり10リットルと言われています。

これは一般的な60cm水槽で金魚5匹~6匹程度、30cm水槽だと1匹~2匹程度だという計算になります。

金魚が小さいうちは、少し少ないと感じるかもしれませんが、すぐに大きくなりますし、金魚の健康を考えると守って欲しいラインです。

それと金魚は大食漢なので初めのうちは、ついついエサを与えすぎてしまう人も多いと思いますが、許容範囲を超えたエサは入れた分だけ水が汚れると思って下さい。

そして金魚の肥満は病気に繋がりますので、十分注意して下さい。

一般的な金魚の水換え頻度

ろ過装置が機能している水槽では、金魚の水換えを毎日する必要はありません。

一般的な金魚の水換え頻度は、1週間から2週間に一度と言われています。

一回に交換する水の量は水槽の1/3が目安です。

つまり水を全部交換する必要はありませんし、バクテリアが定着した水槽ならむしろ全部交換をしてはいけません。

私の場合は、1週間に1度は1/3の水交換だけをし、2週間から3週間に一度は簡単な水槽の掃除を兼ねた1/3の水交換をするようにしています。

このペースで金魚は病気知らずで飼育できていますし、短時間で簡単に水換えできるので、自分の負担も少ないです。

また基本が1週間に1度のペースなので、たまにサボって数日遅れても金魚の健康が損なわれることもありません。

ただし、水が汚れていたり金魚の元気が無かったりする場合は、何か水に原因があるかもしれませんので、ひとまず水換えも検討する必要があります。



金魚の水換え方法

ひとことに金魚の水換えと言っても色々な方法があって、各家庭で個性的な方法が取られていることもあるようです。

単純に水を抜く方法や入れる方法だけじゃなく、フィルターや砂利の洗浄、カルキ抜き、バクテリアについても含め考えてみましょう。

水換えの時にフィルターを洗う(交換する)方法

金魚の飼育でろ過フィルターの洗浄や交換頻度は、水換えの頻度と同様に飼育環境によって異なります。

一般的には水換えと同時に行われることが多いのですが、水換えと同時に行わず別々に行う方が水質やバクテリアの維持のためには良いとされています。

私の飼育環境(投げ込みフィルター)では、新品のフィルターに交換することが少ないので、先ほども書いたようにあまり気にせず2週間から3週間に1度のペースで水換えと同時に洗っています。

フィルターの洗浄は、交換する為に抜いた飼育水でもみ洗いするだけなのですが、これは水道水を使うよりもバクテリアに優しい洗浄方法です。

外掛けフィルターに多い使い捨てタイプのフィルターを使っている場合は、水換えとフィルター交換を同時に行うと水質が不安定になりやすいので注意して下さい。

また外掛け用のフィルターは基本的に使い捨てですが、バクテリアを維持する為に何度か飼育水で洗浄(すすぐ程度)して使うのもオススメです。

バクテリア液の添加は必要か?

水槽を立ち上げた直後は、まっさらなフィルターと水ですので、早く水槽を安定させるためには市販のバクテリア液を投入したほうが簡単です。

また水を全部交換した場合や、フィルターを新品に交換した場合にもバクテリアを入れた方が安定が早いです。

バクテリアを水槽に入れる場合は、適量を直接水に混ぜて入れても良いのですが、私の場合はフィルターに入れるようにしています。

外部式フィルターならケースに入れて、投げ込み式フィルターならスポンジなどにかけるイメージです。

それから水質が安定しているようなら、バクテリアの添加は必要ありません。



水が白く濁る原因はバクテリア?

水槽の水が白く濁る(白濁り)現象は、水槽を立ち上げて間もない時によく見られます。

この白濁りの原因は、実はよく分かっていないのですが、おそらくバクテリア不足によるものだと言われています。

ですから、ろ過フィルターなどにバクテリアが定着してしまえば、その後はあまり発生することはありません。

もしも水換えの時に毎回白く濁るようでしたら、水換えの方法が悪いか、もしくは他の原因が考えられます。

例えば白い底砂を入れている場合などにも白く濁る疑いがあります。

じつは私は金魚を飼い始めた頃、水換えの度に水槽とフィルターをピッカピカに洗っていました。

しかも色がキレイだという理由で白い底砂も敷いていました。(笑)

金魚の事を思って、水槽を磨き上げると毎度白濁りを起こすという悪循環です。

金魚にとっては迷惑な話ですが、何日かすると透明な水に戻りますので、その時はそんなものだと思っていました。

水道水で大丈夫?井戸水や雨水は?

金魚の飼育にはカルキ抜きをした水道水が適しています。

井戸水や雨水で問題無いケースもありますが、水質が安定しない事が考えられますので、水道水が使える環境でわざわざそれらを使う必要はありません。

またカルキ抜きをしていない水道水をそのまま使うのは好ましくありません。

水道水に含まれる塩素は金魚にとって有害ですので、カルキ抜きをして使用して下さい。

たまにカルキ抜きをしなくても死なないという情報を見かけますが、確かにカルキ抜きをしなくても金魚が即死するような濃度ではありません。

しかし金魚にとって塩素は毒でしかない成分ですし、市販の中和剤は安く手に入りますから抜かない理由は無いと思います。

もしも金魚が体調を壊して、その時にカルキを抜いて無い水を使用していたなら後悔しますよね。

水槽の水を抜く方法いろいろ

水槽の水を抜く方法は、一般液なポンプタイプからホース1本でする方法まで様々です。

どの方法が良いのかは、自宅の飼育環境にあった方法で、なるべく手間を掛けずにできる方法が正解だと思います。

色々な金魚の水換え道具(水換えポンプやプロホースなど)

市販の水抜きポンプタイプ

灯油ポンプに似たポンプがついているタイプで、水槽で魚を飼育している人なら1個は持っておきたいタイプです。

水槽の下にバケツを置いて数回シュポシュポすればサイフォンの原理で自動で抜けていきます。

また、先にホースを直結すれば離れた場所にも排水可能です。

水作 プロホース シリーズ

底砂を入れている水槽なら、このプロホースが大活躍です。

上手に使えば底砂の中の汚れだけを排水することが可能です。

ひとつデメリットとしては、排水量が少ないことですかね。

底砂の量が少ない場合は、ポンプタイプで底砂も一緒に吸い出してザルやネットで受け止めて洗うという方法もあります。

ホース1本で水を抜く

サイフォンの原理さえ理解していれば、ホース1本で水を抜くことも可能です。

短いホースなら、ホース内を水で満たして親指で両側を蓋します。

片側を水槽に入れて、もう片方をバケツなどに入れ親指を離すと水が抜けるという仕組みです。

ホースが長い場合は、ホースを水で満たす前に片側を水槽に入れて、それから水道でホースに水を入れれば繋がります。

ただこれは荒っぽいやり方なので、水槽に生体が入っているときはやめた方が良いです。

水中ポンプ(バスポンプ)を使用する

大型水槽で水を抜く量やスピードを重視している人や、水槽を床置きしてサイフォンで抜きにくい人は水中ポンプがオススメです。

電動ですのでパワフルに水を抜くことが可能ですが、使用する時は生体を吸い込まないよう配慮して下さい。

水槽専用のタイプよりも、お風呂の残り湯を抜くバスポンプのほうが少し安く手に入ります。

他にも灯油ポンプの電池タイプでも代用可能です。

手桶や洗面器で汲み出す

最も原始的な方法で体力が必要な方法ですが、少量の水なら他の道具を出す手間なく簡単に水が抜けます。

水槽に水を入れる方法いろいろ

水槽に水を入れる方法は、単純に言えば水を抜く方法の逆なのですが、水槽内のレイアウトを壊さないとか、ゴミを巻き上げない、金魚を驚かせないなどの気を使う必要があります。

水槽の水を全部交換する場合なら、水道ホースから直接でも、バケツから直接でも大丈夫です。

水槽内に金魚やその他の生体が入っているときは、水槽より高い位置にバケツを置いてポンプ類を使うか、バケツから手桶で入れる方法が良いでしょう。

私はいつもバケツから手桶を使って入れています。

この時、手桶から水槽に流し入れるのではなく、手桶ごと沈めてからひっくり返すと水槽内に水流を発生することがありません。